ピンコロ石を積んで花壇を作ったり土留めにしたりすることがあります。
その時の積み方に2パターンあるのですが、
1つ目は『通し目地・いも目地』といって縦・横の目地がまっすぐ1本通るパターンです。イメージとしてはタイル貼りの目地を思ってください。
2つ目は『馬目地』といって下の写真のように1列置きにピンコロ石を半分づつずらしたパターンです。イメージとしてはレンガを積んでいる目地を思ってください。
どちらを採用するかは、その時々のイメージやデザインコンセプトで決まると思いますが、仕上がりの見た目が綺麗なのは2つ目の『馬目地』で積んだときのような気がしています。
ピンコロ石という素材自体が1つ1つ同じサイズでは無いため(同じサイズを注文しても±15mm程度の誤差があります。)目地を1本通すように職人さんがいくら苦労されても目地がゆがんだように見えます。それなら『馬目地』を採用して上段のピンコロ石を下段目地の真ん中辺りに積んでいけば目地のゆがみは気にならなくなりますね。
私もこの話は職人さんから教えていただきました。さすがに職人さんは施工上のいろんな体験をされているので説得力がありますね。
ちなみに今回の写真で積まれているピンコロ石は(株)おしゃ楽の『チャイナサガン・あずき色』です。
優しい色あいで、よく見かける御影石とはまた違った良さがありますよ。
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