ガーデニングワールドカップフラワーショーinナガサキ2011レポート

今回の作品は、日本を代表するガーデナー、藤原良治さんの『Tearful eye2011~ray of hope』です。

作家の宮沢賢治さんが残していた「Teaful eye」(涙ぐむ眼)という花壇のデザイン画をモチーフに、藤原さんのガーデン意匠で現代風にアレンジして制作されたそうです。

 

東日本大震災の被災者の方々の気持ちを察しての、居たたまれない思い・・・空を見上げた瞳より、少しずつでもいいから美しい草花と緑豊かな自然で覆われた世界が映し出される日を願っておられるそうです。

 

大会の主催者の方からお聞きしたところ、非常に興味深い施工方法をされていたそうです。少し話が専門的になりますので省きますが、次回の大会時には各作品の施工段階を見学してみたいと思いました。

 

この作品はイメージされたデザインも素晴らしいですが、何より植栽技術に圧倒されました。いろんな種類の植物が非常に繊細なバランスで植えられていて、勉強になりました。

 

植物、水、石、鉄・・・地球の自然物を人為的に配合されて宇宙を感じられる空間にされている感性と技術、さすがです!