春のはじまりには、
『去年植えた、お庭の木の様子を見に来てほしい。』というお話をいただくことがあります。
散歩しながらや、通勤途中に、
周りの木々の芽吹きを目にして、
冬の間は気にならなかった自宅の庭木の存在感が増してくるのでしょうか。
お伺いするとほとんどの木が
心配するほどに弱ってはおらず大丈夫で、
久しぶりに会うお客様と世間話をしながら、
不要な枝を剪定したり、育て方のコツをお伝えして帰ります。
先日もやはり世間話をしながら剪定をしていると
「主人は他所の家の完成見学会に行っては、『やはりうちの庭が一番いい。』と言って喜んで帰って来るんで すよ。」と、ご主人の喜びようがこちらにまで伝わってくるような様子で教えていただきました。
思うところあって、
アルミメーカーや資材会社の施工写真コンテストに参加しない私たち(フラワーチルドレン)なので、
お客様からご満足の言葉をいただけることが一番大切で嬉しいことです。
それ以上の、いやそれ以外の別の角度からの評価は、
やはり必要のないことなので、
今後も私たちは、目の前のお客様の方向にだけ、
目線を合わせて仕事をしていくことが一番重要で忘れてはいけないことだと思い直す出来事でした。
*写真は備中国分寺の五十塔です。
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