新岡山港からフェリーに乗って、小豆島へ。
海を渡ると何となく、近場でも旅気分が味わえますよね。
生そうめんを食べてみたいなあ~と狙っていたお店:なかぶ庵は、
遅い夏休みをいただきます だそうで残念。
通販もあるらしいけど、また来よう。
オリーブの魅力を発信している井上誠耕園で、
オリーブオイルのティスティングをした後、
「小豆島オリーブ園」をぐるり 散策していると、
いつの間にか風車が現れました。
いいロケーションだなと思っていると、
集まっている皆さん、みんな可愛らしいほうきを持ってる。
しかも、代わる代わる、
風車の近くで飛び跳ねて写真を撮っているではないですか。
あまりに不思議な光景だったので、
あるカップルに聞いてみると、
ここは映画「魔女の宅急便」のロケ地で、
あそこの道の駅で「魔法のほうき」の無料レンタルをしてますよ~とのこと。
そういうことか。
やっと納得した私たち夫婦は、元気にジャンプする、うんと若い皆さんを微笑ましく眺めながら、しばし腰を下ろして海を眺めていると、、、、、
先ほどのカップルが写真を撮り終えたらしく、良かったらどうぞ~と2本のほうきをわざわざ持ってきてくれました。
これは、飛ぶしかないですね。
飛びました。
さて、小豆島は醤油蔵がギュッと密集しています。
どこか1ヵ所見学できるところに行こう!と思い、
名前に惹かれて、菊醤という名前の醤油を作っている
ヤマロク醤油さんに決定。
行ってみると、なんと「木桶職人復活プロジェクト」に関わっておられる醤油屋さんでした!
100年以上前に建てられたもろみ蔵を案内していただくと、
芳しい香り漂う蔵は、梁も土壁も今にもボロっと崩れ落ちそうな
ほど風化していましたが、ここにも数え切れないほどの酵母菌や乳酸菌が暮らしているんだと思うと、何度も大きく深呼吸していました。
この蔵で呼吸するだけでも、体に良さそうでしたよ。
古来、木桶に多く住み着く微生物によって発酵されてきましたが、
木桶による醸造は少なくなり、タンクが主流となった今では生産量の1%未満というのが現状のようです。
また、醸造用の木桶を製造できる桶屋さんは、大阪の堺市にある会社のみとなっているとのこと。
木桶仕込みの醤油を残していってほしいです。 いみや